【読書メーター】7月分【2017年】

7月の読書メーター
読んだ本の数:2
読んだページ数:478
ナイス数:9

占星術の科学 (宝島社新書)占星術の科学 (宝島社新書)感想
「占星術を科学する」という残念な文章の改題。最終章に「占星術の命題とその検証」を持ってきて息巻いているものの、内容はオレ語源である謎のカレンダー=カルデアン(占星術師)説、母数に偏りのあるゴークラン博士の統計を顕彰し、八卦と六芒星の無根拠な照応、極めつけは著者の大好きなアインシュタインの一般相対性理論によって否定され尽くした惑星バルカンの盲信と、トンデモのオンパレード。「科学一辺倒の否定」という姿勢だけは見上げたものだが、自らトンデモに傾倒していては意味が無い。
読了日:07月29日 著者:聖 紫吹
天体の位置計算天体の位置計算感想
斉藤国治『古天文学』では、恒星の固有運動と歳差のみ考慮した平均位置までしか算出できなかったが、真位置→視位置→観測位置まで算出する流れが掴めて助かった(固有運動のみ「球面三角形」を「赤道方向に湾曲した直角三角形」に近似した粗雑なものだが、他は概ね実用的)。章動計算が賞味期限切れ(長沢工『日食計算の基礎』p.78,261-263参照)だったり、肝心の楕円軌道計算が概略のみだったりするが、数冊の他著と組み合わせれば恒星・惑星の位置計算をマスターできる最初の一冊としてはオススメ。
読了日:07月12日 著者:長沢 工

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【読書メーター】6月分【2017年】

6月の読書メーター
読んだ本の数:5
読んだページ数:1308
ナイス数:11

暦と占いの科学 (新潮選書)暦と占いの科学 (新潮選書)感想
占術は科学が基礎に無いと妄想に終わる。本書ではそういった方面ではなく、カレンダー蘊蓄に終止し、科学にも(筆者が占術家ではないので)術理にもなりきれていないのが残念。各言語による月名・曜日名の追跡は、凄い。
読了日:06月25日 著者:永田 久
宇宙(コスモ)の迷宮への挑戦 般若心経と最新宇宙論―最先端科学の壁を打ち破った衝撃のカギ (青春文庫)宇宙(コスモ)の迷宮への挑戦 般若心経と最新宇宙論―最先端科学の壁を打ち破った衝撃のカギ (青春文庫)感想
小惑星イトカワの由来である糸川英夫さんの著書。発想の源泉はヒトである限りジャンル問わず似てくるし、固定観念は無くてもイインダヨーと宣いながら、自説が農耕民x砂漠民の二元論に着地する辺りが残念。
読了日:06月13日 著者:糸川 英夫
暦の漢字学暦の漢字学感想
日本語が不得手なのか、矢鱈と文がブツブツ切れて読み難いこと甚だしい。前著『干支の漢字学』も眺めるつもりだが、どうだろう。(言葉にできない)
読了日:06月12日 著者:水上 静夫
時と暦 (UP選書 (226))時と暦 (UP選書 (226))感想
以前から読みたかったが、機会があり読了。筆者の(ある種おどけて上滑りした)語り口に違和感があり読みづらいが、時法・暦法の変遷をエピソードで掘り下げた内容はとても濃い。中でも「ユリウス暦とは元来(傍点)冬至が一月一日、春分が四月一日、夏至が七月一日、秋分が十月一日になるように作製したのではないか」という着想は、目から鱗が落ちた。
読了日:06月10日 著者:青木 信仰
こよみ (東京大学公開講座)こよみ (東京大学公開講座)感想
東西の暦学史、天文学、自然暦、分子生物学、政治学、果ては(当時話題だった)2000年問題など、様々な方面から「こよみ」を眺める一冊。特に「分子時計」は思いがけない分野だったので新鮮だった。
読了日:06月02日 著者:樺山 紘一,北岡 伸一,一井 信吾,佐藤 信,岡村 定矩,榊 佳之,矢坂 雅充,川原 秀城,片山 英男,樋口 広芳

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【読書メーター】5月分【2017年】

5月の読書メーター
読んだ本の数:4
読んだページ数:961
ナイス数:17

キトラ古墳は語る (生活人新書)キトラ古墳は語る (生活人新書)感想
小説『キトラ・ボックス』で興味を持ち読了。コラムとして挿入された「キトラ情報」がヴォリューム満点で、新書としては珍しく大満足。五霊の麒麟について、惜しいとだけ言っておきましょう。
読了日:05月25日 著者:来村 多加史
キトラ・ボックスキトラ・ボックス感想
『暦林問答集』の研究でキトラ古墳に興味があり、タイトルと表紙が気になって読み始めた。最初はなんだかよく判らない描写に戸惑ったが、読み進むうちに惹き込まれ、4日で読了。現在の社会問題を典型的なサスペンスで描き、歴史ミステリーとして考古学・歴史学と配合する手腕に感服。文庫本が出たら必ず買おう。
読了日:05月11日 著者:池澤 夏樹
モグラ博士のモグラの話 (岩波ジュニア新書)モグラ博士のモグラの話 (岩波ジュニア新書)感想
七十二候の「田鼠化爲鶉」を調べていて(田鼠=モグラって猫の戦利品としか遭遇したこと無いけど、何者なんだろう?)と気になって通読。形態学・染色体分析・DNA分析と現代における分類学手法に触れられて良かった。あと、モグラはディグダ以上に謎が多い。
読了日:05月07日 著者:川田 伸一郎
すらすら読める蘭学事始すらすら読める蘭学事始感想
看板に偽りなく、遅読の私でも大きい活字の翻刻と詳しい現代語訳・解説のお陰で6日で通読。タイトルは誰でも知ってる『蘭学事始』の魅力を引き出し、古文好きでもそうでなくとも簡単に読破できる良著です。(ルビにオカシイ点が間々あるのはご愛敬。)
読了日:05月06日 著者:酒井 シヅ

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【読書メーター】4月分【2017年】

4月の読書メーター
読んだ本の数:3
読んだページ数:487
ナイス数:2

科学機器の歴史 : 望遠鏡と顕微鏡科学機器の歴史 : 望遠鏡と顕微鏡感想
近代科学史を、理論体系ではなく「科学機器(数学哲学器具)」による物質的視野の拡大を中心に駆け巡る意欲作。近代科学を科学機器+テキストという形でパッケージ化したオランダのエージェント性や、長崎における光学機器生産・輸出など、地理的特性を踏まえて解りやすく示されていて良かった。
読了日:04月27日 著者:
顕微鏡で見るミクロの世界―仕組み・使い方・撮影テクニックがわかる顕微鏡で見るミクロの世界―仕組み・使い方・撮影テクニックがわかる感想
出島で顕微鏡を見てから気になり、長崎市歴史民俗資料館蔵の木製顕微鏡をモデルに約80倍のものを自作してみたので、操作法を知るため通読。絵本なので解り易く、永久プレパラートについての説明も多かったので初学書としてオススメ。
読了日:04月19日 著者:山村 紳一郎
カッコウの托卵: 進化論的だましのテクニックカッコウの托卵: 進化論的だましのテクニック感想
生物の共進化を解り易く説いた一般書。 古代中国の七十二候「鷹化爲鳩(たかけしてはととなる)」について調べていたが、何の気無しに読み始めた本書でアリストテレス『動物誌』の「カッコウはタカの変わったものだ」という、同時代の迷信まで辿り着けて幸運だった。
読了日:04月08日 著者:ニック・デイヴィス

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【読書メーター】2月分【2017年】

2月の読書メーター読んだ本の数:2読んだページ数:350ナイス数:9安倍晴明の陰陽師占い―あなたの宿命精は、なに?安倍晴明の陰陽師占い―あなたの宿命精は、なに?感想月支と日干のみを用いた、素朴な占術。二柱占術にすらなっていない。読了日:02月14日 著者:中 性子
空海「般若心経秘鍵」 ビギナーズ 日本の思想 (角川ソフィア文庫)空海「般若心経秘鍵」 ビギナーズ 日本の思想 (角川ソフィア文庫)感想子供の頃から暗誦してきた『般若心経』の密教的解説書として、常々『般若心経秘鍵』を読みたいと思っていたが、ふとビギナーズクラシックの存在を思い出して手に入れ通読。細かな専門的表現は読み飛ばしたが、名句から始まる全体の構成は読みやすかった。何度も味読して血肉に換える為の座右の書に最適。読了日:02月02日 著者:空海
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