【第25回】「トイレ」にまつわる妖怪

【第25回】「トイレ」にまつわる妖怪

今日11月10日は、「トイレの日」です。
そこで、今回は「トイレ」にまつわる妖怪を紹介します。

【加牟波理入道(ガンバリニュウドウ)】
江戸時代版「トイレの神様」。
兵庫県姫路地方では、大晦日にトイレで「がんばり入道ホトトギス」と3回唱えると、人間の生首が落ちて来る。
これを褄(着物の裾より少し上)に包んで部屋に持ち帰って灯りに翳して見ると、黄金になっていたという話もある。

【トイレの花子さん(トイレノハナコサン)】
学校のトイレに棲む妖怪。
地方によって様々に云われるが、誰も居ない筈のトイレで呼び掛けると返事がある。
赤いスカートを穿いたおかっぱ頭の女の子の姿が有名で、白いワイシャツを着ているとも云う。


加牟波理入道は、『ぬら孫』でも年末ネタとして繰り出されたのでご存じの方も多い筈です。

トイレの花子さんは、私は実際に遭ったことがあります。
すれ違った時に「ピンク色のワンピース」を着ているかと思いましたが、後から思い返すと廊下の突き当たりにある掲示板が透けて見えていたので、赤いワンピースが透けていたようです。
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【第24回】「刃物」にまつわる妖怪

【第24回】「刃物」にまつわる妖怪

今日11月8日は、「刃物の日」です。
そこで、今回は「刃物」にまつわる妖怪を紹介します。

【人食刀(イペタム)】
アイヌ語で「イペ(食べる)」+「タム(刀)」の意。
一度血を見なければ収まらないという刀が、かつて胆振支庁勇払郡穂別町、二風谷付近にあったという。

【鎌鼬(カマイタチ)】
風の妖怪。
「窮奇」、「構太刀」とも表す。
つむじ風に乗って現れる3人組の妖怪で、一人目が突き倒し、二人目が鎌で切り、三人目が薬をつける為、傷が深くても痛みはなく血も出ないとされる。
3人組説は飛騨の丹生川流域の伝承であったが、漫画『うしおととら』で「かまいたち三兄弟」として描かれたことで一躍有名になった。


井上円了が唱えた「鎌鼬真空説」。
オカルト方面では最近まで大真面目に「科学的解釈」として使われていましたが、真空が空気中に安定した状態で発生するのは不可能です。
「アカギレに似た生理現象」などの説明の方が現在は主流のようです。

「科学的解釈」の方が独り歩きして妖怪的な反復再生産を繰り返す。。。鎌鼬はその象徴なのかも知れません。
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【第23回】「鍋」にまつわる妖怪

【第23回】「鍋」にまつわる妖怪

今日11月7日は、「鍋の日」です。
そこで、今回は「鍋」にまつわる妖怪を紹介します。

【鍋下ろし(ナベオロシ)】
山形県山辺町の道の怪。
夕暮れになると大杉の天辺から、真っ赤に焼けた鍋が下りてくるという。
日暮れまで遊んでいる子供がいると、その鍋に入れて攫ってしまうという。

【飢饉魔(キキンマ)】
北海道アイヌにおける海の怪。
人間を殺して魔の船で魔の国に連れて行き、6つの耳のついた大鍋に水を入れて煮て食うという。


鍋の姿をした妖怪や、鍋で人を喰う妖怪。。。色んな妖怪が居るものです。
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【号外】「妖怪漫画考」明

【号外】「妖怪漫画考」明

(続き)
一方で、えすのサカエの「花子と寓話のテラー」(2004)では妖怪ではなく都市伝説が取り上げられ、妖怪漫画の幅が一層拡がります。

人間と妖怪が対等になって10年余り。ここで両者は更に深いお付き合いになります。
星野リリィの「おとめ妖怪ざくろ」(2006)では半妖が、佐藤友生「妖怪のお医者さん」(2007)では「妖怪に育てられた人間」と「人間に育てられた妖怪」が主人公です。

そして、極付けは椎橋寛の「ぬらりひょんの孫」(2008)です。
1985年に鬼太郎の敵役として「妖怪総大将」に居座ったぬらりひょんに「孫」が登場します。
老人の妖怪は多いですが、「実際にお祖父ちゃんが妖怪だったら。。。」という発想と、「妖怪+任侠」という少年誌向けでない発想は斬新です。

最初は「見えない恐怖の形」だった妖怪も、「見えたら共生できる相手」となり、「萌えの対象」、更には共生の象徴として「混血」まで生まれています。
これから、人間と妖怪の「お付き合い」は、どのように変化するのでしょうか?
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【号外】「妖怪漫画考」闇

【号外】「妖怪漫画考」闇

(続き)
また、バブル崩壊から社会が環境重視に変わる中、今市子の「百鬼夜行抄」(1995)では人間と妖怪の共生が描かれます。
高橋留美子の「犬夜叉」(1996)では、人間と妖怪の恋愛を描いています。
武井宏之の「シャーマンキング」(1998)、漆原友紀の「蟲師」(1999)、熊倉隆敏の「もっけ」(2000)と、妖怪を敵ではなく対等な相手として描く風潮は続きます。

ここで、宇河弘樹の意欲作「朝霧の巫女」(2000)が、『稲生物怪録』や記紀神話をテーマに壮大な物語として始まります。

21世紀に入り、妖怪は居なくなるのかと思いきや、原作:金成陽三郎・漫画:山口譲司の「ミステリー民俗学者 八雲樹」(2002)では、民俗学を事件の謎を解く鍵として描いています。
萌え文化が盛んになると、妖怪も一気にペット並の扱いになります。
石川優吾の「カッパの飼い方」や、緑川ゆきの「夏目友人帳」(2003)など、愛くるしい姿の妖怪が目立ちます。
(続く)
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