【読書メーター】5月分【2016年】

2016年5月の読書メーター
読んだ本の数:6冊
読んだページ数:1501ページ
ナイス数:11ナイス

王陵の考古学 (岩波新書 新赤版 (676))王陵の考古学 (岩波新書 新赤版 (676))感想
古代における古墳から近現代における指導者のモニュメントまで、幅広い地域と時代における「社会的に大きな影響力をもった英雄や権力者を葬り祭る巨大な記念物」としての「王陵」を眺めるための入門書。あらゆる分野で「比較する」ことの意味を再考させられる良著でもあります。
読了日:5月30日 著者:都出比呂志
中国の数学通史中国の数学通史感想
古代~中世における中国算術について知りたかったので眺めた。魏の劉徽による立圓術(球の体積計算)で参考にした「牟合方蓋(に似た立体)」の体積を、彼が「計算できなかった」と通説通りに紹介しているが、「(立体を16等分したものが)陽馬に似たり(=体積が同じ)」と明言している点を無視している。広く浅く通史を眺めるにはいいかもしれないが、そこから各算術について深く調べたり考察したりする必要がある。
読了日:5月24日 著者:李迪
日本のルィセンコ論争 (みすずライブラリー)日本のルィセンコ論争 (みすずライブラリー)感想
『ここはボツコニアン』の登場人物の元ネタが気になったので通読。何の気なしに読み始めたが、昨今のEM菌や江戸しぐさといった国営オカルト事業や、震災後の「御用学者」呼ばわりにも通じる「仮説に政治的権力を持たせるとどうなるか?」という今考えるべき問題が詰まった一冊だった。レッテル貼りや誹謗中傷ではなく、研究と議論で研鑽してゆきましょう。(自戒含む)
読了日:5月16日 著者:中村禎里
悪霊祓い師物語―陰陽師と密教僧悪霊祓い師物語―陰陽師と密教僧感想
「説話世界の」陰陽師と密教僧について、噛み砕いて集めたもの。説話だから抹香臭く、何でもアリの超人(スーパーマン)として描かれたものばかり。彼らのリアルな生涯や時代背景についても気になる。
読了日:5月13日 著者:志村有弘
震災後の不思議な話  三陸の<怪談>震災後の不思議な話 三陸の<怪談>感想
九州にも地震が来たので、通読。ハナシとしては非常に興味深い採話ばかりだが、著者による論の展開が強引で稚拙な部分も多いのが残念。「背景について掘り下げるよう」余計な加筆をするより、淡々と採話のみにした方がよかったのでは?
読了日:5月10日 著者:宇田川敬介
江戸東京の噂話―「こんな晩」から「口裂け女」まで江戸東京の噂話―「こんな晩」から「口裂け女」まで感想
近世~現代の江戸・東京における噂話を追った一冊。新聞の連載だったこともあり、話題が数珠繋ぎのようにリレーしてゆくので、続きが気になる構成が小気味よい。
読了日:5月2日 著者:野村純一

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ジャンル : 本・雑誌

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